Webデザイナーになった理由と想うこと – 愛知県名古屋市でWebコンサルタントをしています。

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Webデザイナーになった理由と想うこと

2014年01月24日

ありがとう

閲覧いただき有難うございます。しばやんです。

Webデザイナーという職業が周知されてきたのはここ数年。
某専門学校のCMにより「私、Webデザイナーになる!」という
軽いノリと、ITと共に広がりを見せる時代背景に合わせた人気の職種です。

「専門性に特化した職に就くため」、「子育てしていても働ける仕事」、
「パソコンとネット環境があればどこでも仕事できる」、「売上総利益率が高い」など
様々な目的を持ってWebデザイナーになりたい!と思われるのではないでしょうか?

僕がWebデザイナーになった理由と、誰の為に働いているのかを書いてみます。

1.Webデザイナーってどんな職業?

初対面の方にまず聞かれるのがこの質問。

「デザイナーってどんな職業なの?」

「ホームページを作る人だよ!」
と、答えていますがイマイチ伝わらない・・。

「こういうの作ってるんだよ~!」とホームページを見せると
「すげぇ!Webの人やん!!!」と言ってくれます。

そう、Webの人なんだよ!!!

既に30回以上した記憶があるこの会話。
ホームページを見せた時の相手の表情を見るのがとても好きです。笑

「ホームページ」という言葉に馴染んでいる方が多いため、
あえてこの言葉を使いますが「ホームページ」ではなく、
本来「ウェブサイト」と呼びます。

「ホームページ」とは、「トップページ」とも呼んだりしますが
「ウェブサイト」の中にある一番上のページの事になります。
※ブログのリニューアル後に画像などわかりやすいものを載せる予定です。

Aさん「うちのウェブサイト見てよ~!かっこよくな~い?」

Bさん「 (・・な、なんかいまどきな人! AさんITな人だ!) 」

ちょっとだけナウでヤングな会話を楽しめます。

2.絶望を見て、希望の光を見る

専門学校入学から社会人になって数年の間に、
目の手術を両目あわせて10回程行いました。

専門学校時代に”網膜剥離(もうまくはくり)”という病気になり、視野を失いました。
両目視力ゼロ。暗闇の世界へコンバンワ。

目が見えない恐怖は計り知れず、絶望を味わいました。

「目が見えるのはあたりまえな事」と思っていたため、
入院している間さまざまな事を考え、自問自答を繰り返しました。

その際に出た答えが今もずっと僕の礎になっています。

「人が感動する事をして、喜んでもらった笑顔をいっぱい見たいなぁ」と。

僕の中で想う ”希望の光” とは、友達やお客さんの笑顔です。

3.苦手を克服する

笑顔を惹き出すには、「会話」が必須。

只、保育園の頃から極度の人見知りだった僕。
学生時代、友達がほぼいませんでした(笑えないぐらいに)。

小学校の授業中に、こんな事がありました。

先生からの質問に対して、みんなの前で席を立ち、
答えを発表しなければならないという一般的によくある光景に遭遇。

緊張のあまり倒れてしまうという奇跡を起こしました。
今思うと、なんたら症という類のやつだったのかもしれません。

これじゃダメだなぁという数十年にも渡る長期的苦悩がありました。
そこで、目の療養期間を機に軸から変わってみようと決心しました。

入院中には看護師さんに理由を話して、
朝昼夜問わず会話の相手をして頂きました。

勿論目が見えていない為、顔がわかりません。
相手の声だけで名前や感情を判断して会話をしなければなりません。

相手が見えない事で緊張が幾度か緩和されていた為か
会話下手ながら拙い会話を続け、笑い声も聞く事ができました。

目の療養で入院される方は割と高齢者が多い。
年齢と共に目の老化も自然に進むからです。
「白内障」が有名でしょうか?誰しもがなりえる病気です。風邪と一緒。

視力が回復しはじめ、目が見えるようになってきた頃、
同室にいたおじいちゃんの為に猫のデッサン画をプレゼントしました。

おじいちゃんも目の手術で入院されていたのですが
視力が回復し始めて画を見たとき、涙を流しながら笑顔になってくれました。

自分から進んで会話をするようになったのはこの頃からです。

4.笑顔が無い職場 = 会話が無い職場

会話が無い空間、苦手です。

だって作業してるだけでしょ?

全然楽しくない・・。

時には眉間にシワを寄せながら集中して作業を行う時間も必要ですが、
窮屈で息苦しい毎日を過ごすよりも社内に会話が飛び交っていて、
笑顔に包まれている空間が良いですよね?

出社時から退社時まで1日に1回は必ず誰かを笑わせる。
中々難しい事かもしれませんが日々前向きに取り組んでます。

5.お客さんとのやり取り

お客さんと電話で話している時。

個人メールで連絡を取っている時。

真面目な口調ではあまり話さない、書かない事にしています。

仕事をしている以上、硬い文章などで本来はやり取りをすべきだとは思います。
しかし、僕は形式的、表面上だけのお付き合いの仕事はしません。

相手を知る事で仕事が更に面白くなりますし、
相手にも姿勢や感情が伝わると信じています。

6.ハンデをプラスに変える

僕は現在、片目の視力がありません。

片目だからといって仕事ができないわけではないし、
ハンデを背負っているとも思っていません。

同僚や身近な方にも隠さず話していますし、
協力してほしいときには戸惑うことなく言ってしまいます。

だって出来ないものはしょうがないですもん。笑
その代わり、僕でお手伝い出来る事があればなんでも言ってください。

当時の友人、現在の周りにいてくれる友人ひとりひとりの方に、
なんらかの恩返しをしたいです。広く、深く。

7.必要としてもらえる人間に

極論かもしれませんが周りから必要とされなければ ”存在意義” がありません。

WEBの業界ではデザインやコーディング、ディレクションなど
スキルを特化させた方が良い!と先輩からもずっと言われてきました。

が、あえて僕はスキル特化をしませんでした。

1つの分野を磨き上げた人材が一番理想なのはわかります。

しかし、
お客さんに取って必要な担当者とはどんな事ができるべきなのか?

僕が考えた結論は、
即時対応や都度説明ができる能力なのかなと。

お客さんの立場になってお手伝いが出来るWeb屋になる。
仕事をしていく上での課題であり目標です。

まとめ

声と耳で「笑顔」を感じられるようになり、
目でも楽しませて「笑顔」の表情になってもらう。

そして、
「僕が好きなものってなんだろう?」と考えていた時、
ふと友人の言葉を思い出しました。

「嫌いな事を仕事にした方がいい」

勿論、それも素晴らしい考え方だと思います。
でも、僕はこの考えとは真逆です。全否定。

好きな事を仕事にできた方が楽しいに決まってるし、
お客さん目線で考えたときに、「嫌いな事をやっている人」と一緒に
仕事をしたいか?と問われたら僕は迷わず「いいえ」と答えます。

笑顔 × 趣味・特技 × 人生 = 仕事

この公式を用いて考えたとき、
「僕もWebデザイナーになる!」
そう決意しました。

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