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アパレル通販サイトをレスポンシブサイト化してみた結果

2014年07月15日

Web経営コンサルティング

結果

パソコンサイトのみだった場合と比べ、実装後2ヵ月で売上が100%アップ(2倍弱)でした。あくまで仮のわかりやすい金額として数字にしますが予めご了承ください。

・パソコンサイトのみだった時の売上
 PCからの売上200万、スマホからの売上50万。
 客単価は、PCが15,000円、スマホが10,000円。

・スマホサイトを作成した時の売上
 PCからの売上200万、スマホからの売上100万。
 客単価は、PCが15,000円、スマホが14,000円。

季節指数・リスティング・キャンペーンなどによる影響も多少なりあったとは思いますが客単価が上がった事により、即効性が非常に高いと実感しました。

スマホサイトの重要性

スマホ普及率が更に加速している中で、ホームページもパソコンサイトだけではなくスマホ対応する事が増えています。パソコンで良く見ているホームページはありますか?旅行予約サイト、料理レシピサイト、カフェなどの店舗情報など。そのホームページをお持ちのスマホで見てみてください。見た目がガラっと変わってすっきりとしたデザインになる事があります。これがホームページにおける、スマホ対応です。iPhoneの登場により爆発的にニーズが増えたサービスの一例ですね。

スマホサイト構築2つの手法

スマホサイトを制作する上で、大きく分けて2つの手法が存在します。

  1. スマホ専用サイトを1から作る
  2. パソコン用サイトを流用して作る(レスポンシブウェブサイト)

スマホ専用サイトを1から作ると手間が増える

例えば、「パソコンサイト」と「スマホサイト」の2サイトを運営している会社があったとします。この場合、新着情報や文章を変更・更新する場合には2つのサイトを変更するという、とてもめんどくさい作業が発生するわけです。月に1、2回程度であっても散りも積もればなんとやら・・基本的に人間はめんどくさがりですからね。

パソコン用サイトを流用ってどういう事?

パソコンサイトにある、新着情報や文章を変更するとその更新情報が連動されて、スマホサイトも同時に変更されるという事です。1回の作業をするだけでパソコンサイトもスマホサイトも両方更新できちゃうわけですね。非常に便利です。

この手法の事を専門用語で「レスポンシブウェブサイト」と言います。

レスポンシブウェブサイトの一例

ネットショップの商品を見ていると、ページ下部に「関連のある商品」とか「今までにチェックした商品」とか出てきますよね?お客さんに対して興味・関心のある商品をオススメしてくれる便利機能です。この便利機能の箇所ですが、大体の場合、ネットショップのシステムを使わせて頂いて商品情報を出力しています。このオススメ商品に関するコンテンツをレスポンシブ化するとどうなるか?

◆パソコンで閲覧した場合
レコメンドコンテンツ

◆スマホで閲覧した場合
レコメンドコンテンツ

おわかりいただけたでしょうか?

パソコンサイトと比べ、スマホサイトの方が画面幅が狭い分掲載情報を精査する必要があります。そこで、各コンテンツをスマホで閲覧した場合のみ調整しているという事です。

通販サイトの更新作業は大変!!!

皆さんは通販サイト(ネットショップ)をご利用された事ありますか?Amazonや楽天を想い出して頂ければわかりやすいと思います。

使う側よりも作る側は皆さんが思っている以上に大変です。商品の仕入れ、商品情報の更新や登録削除、写真撮影、デザイン作成、配送、メール・電話対応などなど。この通販サイトでスマホサイトを運用する場合、パソコンサイトでの更新に加え、更にはスマホサイトでの更新・・と、ものすごく大変なわけです。

スマホサイトを作る際に考えるべき事は2点

「運営側の手間排除」と「お客さん側の使いやすさ」を一番に考えなければなりません。

スマホサイトを利用するにあたり、一番大変なのは”運営者(ネットショップのスタッフさん)”です。ネットショップの大枠・土台を作る事ができるのは制作会社である僕たちですが、実際に使っていただく側であるネットショップのスタッフさんの使い勝手が悪くては元も子もありません。制作会社(制作サイド)が行うのは、スタッフさんの手間をどれだけ減らしてあげられるかです。スタッフさんの手が空くという事は、サイト運営に尽力して頂けるという事です。ということは、必然的に売上アップまでの時間が早いという事ですね。仕組み作りは制作会社にかかっているとも言えます。

制作費用について

僕の判断ですので、あくまで参考程度の意見だと思ってください。

パソコンサイトが既にある場合、レスポンシブ化してスマホサイトを作ると費用が抑えられますよね?というお客様が割と多くいらっしゃいます。それは”時と場合による”という事は忘れないでください。シンプルな作りであれば費用は抑えられますが基本的には、「スマホ専用サイト作成よりも費用はかかる」という事です。お客さんからすれば見た目上ではそれほど大変そうではなく感じるかもしれません、しかし制作側からすればものすごく手間と時間がかかるわけです。長期的に見て頂ければ企業側のリスクを減らす事に繋がるわけですから「費用面を抑えようという意識だけが強い」お客様にはしっかりとメリットデメリットをお伝えしてから制作に入るべきです。

まとめ

通販サイトをすでに運営されている会社様の「スマホサイト制作依頼」だったのですが、「レスポンシブ」を活用する方が良いのでは・・というお話になり、うちの会社で構築側を担当させていただきました。スマホ独自サイトを作る手法もあれば、今回のようなレスポンシブ化という手法もあるわけです。アパレル通販サイトを例に挙げましたが、これは全てのホームページを作りたい・お持ちの経営者の方にも言えます。

制作会社のあるべき姿とは、お客さん(運営者さん)の為になる提案をしてあげる事。そして、そのホームページを利用するお客さん(エンドユーザーさん)の為に作ってあげる事。これに尽きますね。

おまけ

futureshop
公式サイト:http://www.future-shop.jp/
スマホオプション:http://www.future-shop.jp/function/store/smartphone.html

アパレル通販サイトのレスポンシブ化をさせて頂くのに際し、ネットショップの根幹システムはfutureshopさんを利用させて頂きました。futureshopさんは独自で「スマホオプション」等も展開されていますので、スマホ対応をお考えのネットショップ運営者様はぜひ一度ご検討してみてくださいね。

制作会社である僕たちが内部からカスタマイズして、いじくり倒せるASPは今のところfutureさんがダントツでオススメです。

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