2014.08.29追記:米GoogleがGoogle Authorshipの中止を発表しました
2014年8月28日、米GoogleがAuthorshipの中止を発表しました。著者の顔写真及び著者名が表示されなくなります。
https://support.google.com/webmasters/answer/6083347
http://www.sem-r.com/news-2014/20140829110236.html
2014.06.27追記:著者情報の顔写真・G+フォロワー数は表示されなくなる
米Googleが公式発表されたようで、著者情報の仕様が変更されます。写真が非表示されなくなるようですが著者情報(名前)は表示されますので、対策はしておいて損はないですね。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1406/27/news053.html
著者情報表示
Googleの検索結果にサイトの著作者情報が表示できるという事で、ブログを始めたため試してみました。「著者情報」を設定すると、こんな感じに表示されます。
Google+をはじめよう!
この著者情報はGoogle+に登録している情報を基に出力されるようです。まずはGoogle+の登録を行う事が必要になりますので、登録を行いましょう。ちなみに、Google+を始めるにはGmailのアカウントが必要になります。Gmailのアカウントをお持ちでない方は作成を行いましょう。各登録は5分くらいで出来ると思います。
https://plus.google.com/?hl=ja
Google+の登録画面については省きますが「名前」、「プロフィール写真」の2点だけはしっかり考えて登録してください。この登録情報が検索画面に出る表示となります。(後ほど変更も可能です)
Google+の注意事項
出身や誕生日、キャッチフレーズや職に関する項目などしっかりと入力している方が著者情報に反映されやすいようです。この入力が不十分であったり、「公開設定」などの設定が適していない状態になっていると著者情報が反映されない場合もあるようですので、出来る限り「隠し事ナシ」が理想です。
Google+の基本情報に「寄稿先」を設定しよう
Google+にログインを行うと、「投稿」が選択された画面になります。
メニューから「基本情報」を選択します。
画面を下にスクロールすると「リンク」というコンテンツがありますので「編集」をクリックします。
リンクの編集画面が開きますので、中段にある「寄稿先」を変更します。「ブログ名」と「アドレス」を入力したらGoogleアカウント側の準備は完了です。
プロフィールページを見ている状態でURL(アドレス)を見てみましょう。個人のユーザーIDが入っていると思いますので、メモ帳かなにかにコピーしておきましょう。後程の設定で必要になります。
僕の場合は、「118089698366267755269」ですね。
寄稿先となるサイトとGoogle+を連携
先述した「Google+のユーザーID」を使用して設定を行います。寄稿先であるWebサイトのheadタグ内に1行コードを貼り付けます。
【追加するコード】
<link rel="author" href="https://plus.google.com/Google+のユーザーID/" />
Googleウェブマスターツールでプレビュー表示確認
Googleウェブマスターツールを利用する事でプレビュー画面を確認する事ができます。著者情報がうまく設定できるかを確認してみましょう。ウェブマスターツールもGmailアカウントにてログイン・設定が可能です。
https://www.google.com/webmasters/tools/?hl=ja
ブログのアドレスを入力して、「プレビュー」ボタンをクリックします。
設定が成功していると上記のようなプレビュー画面になり、著者情報(名前と顔写真)が表示されます。
設定を行う前のデフォルトスニペットだったプレビュー画面がこちら。
名前の表示が逆だった場合
折角表示された著者情報の「姓(苗字)」と「名前」が逆になっています。残念です。
Google+の名前順序(姓名)を変更する事で解決します。今登録されている姓名を入れ替えて登録を行います。
【名前変更に関する注意事項】
名前の変更は、2年間で3回までです。テストしました色々と・・・。そう、僕は2年間変えられません・・・。
検索結果のリッチスニペットを確認
「顔文字 ケーキ」で検索を行った場合の表示になります。設定した情報が反映されていますね。
著者情報の掲載成功事例
掲載許可をいただいておりますので、掲載させていただきます。
著者ケース:やまねのひとりあそび
Google+のプロフィール入力や画像変更を色々と試していたのですが画像がフックである事が判明しました。
検索結果の表示画面には著者情報が表示されていません。
プロフィール画像を顔のアップ写真に変更しました。
検索結果の表示画面にしっかりと著者情報が表示されました。顔写真は勿論、スニペットもしっかりと反映されています。
著者ケース:アンギス - ハジメノダイイッポ
よっしーくんの場合、プロフィール画像はニワトリのイラスト。
ニワトリの画像ではどうやら表示されないようですね・・。人であることが大前提なのでしょうか?
著者ケース:ライフハックブログKo's Style
http://kosstyle.blog16.fc2.com/
こうさんの場合、プロフィール画像がイラストなのですがドットベースでも人として認識できるクオリティーです。
え!?イラストなのに表示されてるですって!?ソースコードを確認したところG+のauthor設定コードが入っていましたのでFC2でも問題なく設定可能ということですね。Amebloでも可能だったと思いますが検証が必要です。
まとめ
設定を行ってもいくつかクリアしなければならない条件があり、著者情報が掲載されない場合もあるようです。
テストした結果最短で半日で反映されました。夜に施策を行い、翌日の朝確認していますがタイミングは人により異なるのがGoogle仕様ですので焦らず1つ1つ設定を試してみてください。
そして、すべてのキーワードでの検索に対してこの情報が出るかと問われると、否です。著者情報表示のフックがあるようで、検索条件などにより表示されない事もあります。この部分は今のところ判断基準が見えていませんのでご教示いただけますと幸いです。
この「Google検索結果画面での著者情報表示」は、さまざまなメリットがあります。
- 著者情報の掲載により著作権が明確になる
- 検索結果からのクリック率向上
- 誰が書いているブログなのかを把握してもらいやすい
- Google+の活用度(フォロワー数表示)がわかるため数値訴求力が高い
検索結果上位表示の要因としては影響がありませんので、オリジナルコンテンツを充実させるというのは変わりません。
ブログを始めてまだ5か月の新参ですので、まだまだわからない事がいっぱいです。先人の方々のお知恵を借りて様々なテストを行っていき、ブログを読んでいただける皆さんにフィードバックできたらと思います。
参考リンク
Google検索で重要なAuthorship|顔写真付き著者情報の設定 - SEO JUMP
リッチスニペットとは (Rich Snippets) - IT用語辞典バイナリ