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【EC担当者必読】ネットショップの売上を更に伸ばすための18ポイント

2014年02月27日

ビジネス

ウェブデザイナーになってから数年間の間に、数百サイトのネットショップ運営に関するお手伝いをさせて頂きました。
売れているネットショップにはいくつかの「尖っている部分」があります。
僕が思う、「これを押さえる事ができれば1番店になれるよ!」というポイントを書いてみます。1番店とは、扱う商材に対するネット市場での売上シェアがNo.1という事です。

1.全品即納

商品到着までの速度ですね。
キャッチコピーとして良く目にしませんか?「15時までに注文で即日配送!」とか「在庫あり商品に限りスグにお届け!」などの決断訴求です。

例えば、Amazon。
ご注文された事がある方は体験されているのではないでしょうか?
「昨日頼んだのに、もう届いた!はや!」というスピード配送。

”取扱商品全品即日配送”となれば、緊急性を伴う商材であれば買ってしまいますね。
例えば、急に決まったデート用の服とか。

メーカー直接配送の場合であれば在庫連携が必須。メーカーから一度取り寄せ、そして店舗から出荷する商品であれば、商品到着までに時間がかかってしまうため、売れる商品をピックアップして在庫を抱えるケースが多いです。メーカーの担当者さんと相談して人気商品からニッチ商品まで取り扱っている全商品を把握しておく必要もあります。

2.全品激安

いろんなサイトを比較してみたけど、この商品ならここが一番安い!よし、買っちゃおう!という価格最安値です。「楽天」などのモールでは他店舗との価格比較が容易ですので、「安い順」に並べた時に一目で把握できますね。

「送料」や「ポイント付与」などを計算してみると、ショップAで商品を購入するよりもショップBで購入した方が、数百円もお得という場合があります。意外とユーザーは計算すればどっちがお得なのか?という箇所まで見ています。1円でも安ければ買いますよね。

商品の価格決定については、ユーザー側が安く感じる手法を取る必要があります。

仕入れ値(下代)と販売価格(上代)の差額が利益になると言っても良いので、上代を上げるためにランディングページ(商品)の質を高めるか、下代を下げる交渉や手法を模索する事が大切です。OEM(納入先商標による受託製造)も1つの手法ですね。

価格を決めるにあたり、自社の販売価格だけを見て決めるのではなく競合他社をしっかりと見極めて、自社に合った施策を行う必要があります。

例えば、「配送費用(送料)」、「消費税(外税・内税)」、「レビューを書いたらXXX円引き(レビューをゲットして価格を下げる)」、「ポイントの付与率(購入後に付与されるので通算した場合にお得)」など。

【利益度外視】にて圧倒的最安価格で売る店舗さんもいますが、ショップサイト周知の目的のために一時的に設定をする場合もあります。利益が赤字続きでは店舗存続が出来ないため、売上を見ながら日々価格調整を行いましょう。

3.商品知識No.1

店長さん・担当窓口スタッフさんの商品に関する知識が豊富すぎる!という事です。
リアル店舗の服屋さんで、スタッフさんに洋服の相談をすれば様々な答えが的確に返ってきますよね?これはネットショップでも言える事で、知識量や技術量が充実していれば相談しやすくなります。

「この店長さんが売っている商品なら信頼できるから購入しよう!」という信用訴求にも繋がります。

まずは店長さんが「商品を好きになる」。これが大切です。

4.品揃えNo.1

「商品数の充実」は、購入者層を大幅に拡大する要因の1つです。
スーツを扱うネットショップで、「ジャケットのみ」を扱っているよりも、「Yシャツ」や「ネクタイ」、「ネクタイピン」、「ベルト」、「靴」、「ハンカチ」など併せて買いたくなるような商品を数多く揃える事によってバリエーションが増え、顧客セグメントが明確にできます。

例えば、「男性20代の新社会人で、ベーシックな商品を探している」、「50代男性が着こなす、高級・高品質なスーツ」のように年齢・性別・ライフスタイルなど探しているユーザーに刺さる商品を充実させておく事で購入率が高まります。

ニッチ商材を扱うネットショップの売上の大部分を占めるのは、基本的にショートヘッドではなく、ロングテール効果の効いた商品が売上と利益を生み出します。

まずは仕入れ先を増やして、商品数を増やすことが重要になります。検索で引っかかるニッチな商品名などもまさにこれです。仕入開拓としては、定期開催されるギフトショーのような大規模イベントから直接メーカーさんにアポを取って交渉する手段など様々です。

5.情報量No.1

サイト自体に掲載されている商品の情報が競合を圧倒しているという事です。
例えば、「エビと貝を買いたいけどどこで買おう?」となった時。詳しい情報が載っていたら安心して買えますよね?エビの情報であれば、【どこの海で、どんな船に乗っているなんという名前の漁師さんがいつ獲ったもので、どこの漁港からどんな経由で配送されてくる商品なのか?】。

ここまで詳しく書いているエビページがあれば、安心して購入できますね。

この他にもオリジナルコンテンツとして「エビマニア図鑑」のようなエビに関する情報がビッシリ掲載されていたら、このサイトを見れば ”エビがわかる!” という事になりますよね?

「バナメイエビ」がどんなエビなのかを知った上で買うという事です。独り言です。

6.画像枚数No.1

商品に関する掲載写真枚数です。
色々な角度からの商品写真は勿論のこと、サイズがわかる写真(手に持つとか、メジャーと並べるとか)、細部の写真、普段目に見えないような箇所の写真、商品ができるまでの工程写真、カラーバリエーションの写真など。文章がつらつらと書かれているよりも、写真で見せた方が早い場合もあります。

ことわざの使い方として合っているかは微妙ですが「百聞は一見にしかず」ですね。

7.売っている人のブランド力

ネットショップではないのですが花粉症の薬を実例として。
先日、花粉症がひどく耐え切れずドラッグストアへ薬を買いに行きました。色々な商品が棚に陳列されていましたが、効き目も値段も似たような商品が多く、何を選んで良いのかわからない…。

そんな時目に入ったのが「嵐の大野くんがキャラクターをしているアレグラFX」。釣り好きでシュールなボケをかます大野くんが個人的には好きなので、アレグラを買ってしまいました。

芸能人の方と比較するのは・・と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、ネットショップ店長さんに対してファンが付く事は多々あります。ニックネーム&イラストで売っている店舗さんもいますが、そのキャラがいるから買ってくれるお客さんも少なからずいるわけです。

8.メーカー、問屋からの応援・コンタクト頻度No.1

取扱商品のメーカーさん、問屋さんとの関係性が良いと優遇して頂けるという場面を何度も目にしました。一番良いのは商品を売りまくる事ですが、実際に月1でも良いので対面でお話をする事で信頼も深まり情報の質も高まります。

ウェブサイト制作においてもそうですが、顔を合わせて打ち合わせをした事がある方とお会いした事がない方とでは、会話の弾み具合も違いますよね?メーカーさんと仲良くなっておくと、在庫薄な人気商品を確保してもらえたり、キャンペーン打ち出し予告と共に数を出す確約をした上で仕入れ値を下げてもらう事だって可能です。新入荷商品などの情報をもらえた上に商品詳細情報なども先行して頂いた事もあります。どこの世界でも一緒ですが味方は多い方が良いに決まっています。

9.販売実績No.1

例えば、「車買取実績No.1」とか「静岡の太陽光発電施工実績No.1」とか。
販売数が他社と比べて圧倒的であれば、先述したような大手・中小問わず掲載すべきです。ネットを見ていると良く見るフレーズですが、本当にその商品を探しているユーザー目線で見直してみると ”ここにしよう!実績こんなにあるんだし!” となってしまいます。

具体的な数字を掲載した場合、商品の購入率も上がる傾向にありました。

10.業界内人脈の広さ

同じ業界に知り合いがいればいる程ネットワークが広がり、情報も入ってきやすいです。ウェブ業界に身を投じる僕は、ウェブに関連する友人をまず増やしました。誰でも良いから繋がるという事ではなく、自分にとって必要と感じる人と繋がる事を意識する。友人を探す旅をはじめたことによって、「友達の友達は友達」という言葉を肌で感じるようになりました。

11.コラボ&オリジナル

ブランド×ネットショップ、有名人×ネットショップ、オリジナル商品の販売。
「ここでしか買えない商品がある」というのはすごく大切です。コラボ商品は特に人気が高く売れる確率も上がります。

メガネのJINSが良い例ではないでしょうか?
買っちゃいました、ONE PIECEコラボのJINS PC。

この商品があれば売れる!という一時的な主力商品になるかもしれませんが、コラボ対象が衰退した時に致命的な穴が生まれます。常に新たなコラボ商品やオリジナル商品を出し続けるというアグレッシブさも必要になります。

12.欠品ゼロ(=即納)

商品一覧を見たときに、もし半分以上が売り切れだったらどうしますか?

「ここの商品は人気なのかな?」とは思いますが、僕なら別サイトへ移動します。

全ての商品の在庫が揃っており、且つ、即日配送可能な状態を保っているネットショップは最強だと思います。メーカー側の在庫にも左右される為、独自ルートを持っていたり、自社開発製品であれば欠品ゼロも可能かもしれませんね。

在庫が切れたら「非表示・予約販売」に切り替える方法もありますので、ユーザーに対して最善の準備が出来ているショップが良いのではないでしょうか?見込み客の取りこぼしは非常にもったいないです。

13.独占商品

”アノ商品を買うにはこのサイトでしか買えない!” という状況を作る事ができれば圧倒的優位に立てます。売れる商品である事が大前提です。

以前、仕入れ交渉に付き添いで行った事があります。

その際、古い屋久杉(火山灰の下に埋もれてた貴重な原料)で作った職人手作りのオリジナル時計を扱っている職人さんがいました。原料の仕入れ、作業から完成までの費用や時間の兼ね合いで直ぐにお話を進めませんでしたが、ニーズはあるはずなので独占契約も出来たかもしれませんね。

意外と身近なところにチャンスはありますので、大手メーカーよりも中小零細の方に声をかけた方が面白いかもしれません。

14.日本未発売

日本では未だ発売されていない商品を海外から輸入して販売。
”日本で売れる商品” を見つける事と、その商品を "誰よりも早く売る" という事が大切です。日本で広める事ができれば先駆者になれますね。

15.保証・アフターサポート力

商品の返品・交換、迅速な対応や的確な処置など。
保証があるかないかの掲載があるだけでも安心感が違いますね。ネットショップに限らずですが、いざという緊急性が高い時こそサポートって気になりますよね?充実したサポート体制が整っている事を明示しているページがあれば、安心して商品を購入できます。

ネットショップに限らず、ウェブサイトにも業態に合ったユーザーへのコンテンツを掲載する事でクロージング率も飛躍的に上がりますよね。

16.マニアックさ

いわゆる、「ニッチな商材」です。
こんな物誰が買うの!?という商材にこそ、実は売れる可能性を秘めています。

例えば、「釣り竿のガイド(輪っか)が1個から購入可能な専門店」とか「オーダーメイド!職人が作るスマホスタンド専門店」とか。適当に思い付いた商材なので、既に店舗があるかもしれません。思い付いたらまずは競合調査をしてみると面白いです。

特に、日常生活から生まれる "ちょっとしたお悩み解決商品" が爆発しますね。

17.ソーシャルメディアを味方にする

有名では、twitterやfacebookなどのSNS。ブログや電子掲示板。Youtubeなどなど。各メディア毎にユーザーが異なりますので、自社商材に合ったマーケティング手法を模索する事が大切です。

売上を伸ばす手段(ツール)として使う方が多いのですが、ひとつ気を付けたいのは「ファン≠お客さん(購入者)」となった場合、商品情報ばかり流してしまうとユーザー離れが起こります。

18.スマホ&タブレット対応

スマホ&タブレットの普及率が年々伸びているは明確。
地下鉄に乗っている時、周りを少し見回すだけでもほとんどの方がスマホ片手に画面とにらめっこ。

勿論、土地柄や年齢層、電車に乗る時間帯にもよるところはありますがスマホとタブレットに比例してウェブサイトにも対応が求められています。

世界的に見ればスマホの低価格化が進んでいるとはいえ、若年層を中心にスマホ率は上がっていくでしょうし、ネットショップの購入者履歴を見ていても「スマホ」からの購入が増えています。
Reuters(ロイター):2014年の世界スマホ出荷台数の伸び、前年比19.3%に大幅鈍化へ

まとめ

まだまだEC化率は上がると言われており、ネットショップも増えていく事と思います。

2013年時はEC化率を3.7%としてネット市場の売上計算をしていましたが、調査当時の数値を調べてから調査分析に臨みたいところですね。経済産業省のサイトに統計情報が掲載されているので面白いですよ。
経済産業省:電子商取引に関する市場調査の調査結果要旨

日本のECサイト(ネットショップ)に対する購入・利用意識は、アメリカや中国よりも低いのが現状です。BtoCが主流の業界でしたが2014年以降、CtoCも更に伸びると思います。

ネットショップは、「木」にとても良く似ています。
”太陽の光” 、”水” 、”土” があれば自然と成長していきますが
日々お世話をしてあげる事で、木が大きく逞しく成長していきますよね。

まずは単月1,000万の売上を目指しましょう!

そして更に3,000万、5,000万、1億と。

ネットショップの運営は実務含め本当に大変ですが、やればやるだけ目に見えて売上が上がります。そしてなにより、自分の関わるサイトから商品が売れるなんてワクワクしますよね。

みなさんも日々の気づきや学びを楽しみながらネットショップを運営していきましょう!

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