【セミナーレポート】ホワイト企業はつくれる!小さなWeb制作会社がホワイト企業になれた理由 – 愛知県名古屋市でWebコンサルタントをしています。

お問い合わせ

メニュー

ホーム > セミナー > 【セミナーレポート】ホワイト企業はつくれる!小さなWeb制作会社がホワイト企業になれた理由

【セミナーレポート】ホワイト企業はつくれる!小さなWeb制作会社がホワイト企業になれた理由

2015年04月19日

セミナー

ホワイトコンサルタント

昨今「ブラック企業」という言葉が生まれ、その対極をなす言葉として「ホワイト企業」という言葉も生まれました。昔から存在する言葉ではなく、インターネットから誕生した所謂ネットスラングの1つです。ブラック企業という言葉が生まれた事により、今まで隠れて見えなかった劣悪な労働環境やトップダウン企業で働く人の悲鳴がメディアを通して浮き彫りになりました。

ブラック企業の候補として挙げられやすいIT関連の企業。その中でもホワイト企業を実現している名古屋市にあるWeb制作会社、株式会社アットノエルの水上社長のお話を伺いました。

今回のセミナーは自社の社長が話すという事もあり、改めて第3者としての客観的視点を持って参加させていただきました。

ホワイト企業の定義は?

【労働基準法の遵守】+【社員のニーズに応えられている会社】
というのが、水上社長の考えでした。

「ホワイト企業ってどんな会社なの?」と問われた場合、みなさんはどのように答えますか?「定時に帰る!」とか「残業代が出る!」など目の前の不満に対して視点がいきがちではないでしょうか?

働く社員にとっては「好きな事をやって報酬や対価を得ている」という考えを持っている場合もあり、自分にとって働きやすい会社だと仰る方もいます。しかし、労働基準法に沿った環境が整っていることが大前提です。まずは労働基準を守る仕組み作りから見直しましょう。

Web制作会社の労働環境

下記のような事で悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
Web制作会社に勤めている方に限らず、といった項目もあるかもしれません。

  1. 簿給激務である
  2. サービス残業が多い
  3. 給料が安い
  4. 休みがない
  5. 社会保険未加入
  6. 勤務時間外での拘束
  7. 人材育成制度の不満 など

経営者の考え方や方針で99%会社が決まる

【経営者の考え方・方針=会社のベース】となります。

経営者と社員との間で、考え方や方針に差異が生じている事は往々にあります。「十人十色」という言葉がありますが、社員が10人いれば10通りの考え方と答えがありますよね?この考え方や答えが違っているのは構わないのですが、経営者との差異(振り幅)が大きい場合、経営者とそもそも合っていないことになります。

そういった場合、なにか疑問を持ちながら日々仕事を行うわけですから不満がたまっていくのも当然といえるのではないでしょうか。

会社にとって大切なのは?

「お客様は神様である。」という言葉があるように、お客様を第一に考えて動く業態も勿論あります。

お客様を幸せにする為には、まず社員の幸福度を上げなければなりません。なぜかというと社員の幸せを応援することで、自然と社員がお客様に対して幸せを与えるという正のスパイラルに入るのです。そのためにも、会社で働く社員の幸せを第一に考える必要があります。

ホワイト企業を目指すためには?

社員のニーズを知り、実現させること。

コミュニケーションを取ることで社員の不満や意見を聞く事ができます。言いづらい事などは匿名アンケート等を使うのも良いでしょう。まずは社員が想っていることを吸い上げることが第一歩になります。

社長と社員の風通しが悪い原因は?

完全なるコミュニケーション不足。

中小零細の場合、ボトムアップであるWeb制作会社は多くあります。100名を超える規模になってくると社長との距離が遠くなるため、トップダウン企業になりがちです。このトップダウンになってしまう原因がわかっているのであれば、社長と社員の距離感を縮める仕組みや取り組みを会社全体で行う必要があります。上司と部下の距離感にも同様の事がいえると思います。

風通しを良くした結果

風邪をひいたら、社員に帰れと言われる。

社長に向かって「水上さん..(・∀・)カエレ!!」といった社員がいます。勿論、水上さんの体調を心配してのことではありますが、加えて他の社員が体調を崩した時にもしっかりと休んでもらう環境を作るという意味も込めて発した言葉です。

この発言をしたのが実は、僕です。ちょっと冷たく聞こえたかもしれませんが同僚の事を思えば当然の言葉でしょう。僕の発言以降、みんなからも「帰ってゆっくり休んでください~」とか、「水上さん倒れたら奥さん心配しますよ!」という言葉が続きました。風通しが良い社内環境を構築すると、自然と言葉が同調連鎖し、言葉にしなくても想いや考え方まで伝わるのです。

まとめ

【労働基準法の遵守】且つ【社員のニーズに応える】という根幹の考えを持って取り組むことが重要であると学ばせていただきました。

人は、得てしてネガティブな事象に視点が集まりがちです。愚痴や弱音を吐くのは簡単ですが、ストレスを溜め込まないという意味ではそれも必要なことだとは思います。ただ、何も変わらないわけです。

誰かの感情を動かしたければ、その分の熱量を伝える必要があります。

社長や上司・同僚との間に距離感を感じている方は、コミュニケーションを図るためにもまずは自分から動いてみてはいかがでしょうか?【正のスパイラル】になる第一歩になるかもしれません。

ただし、目的と目標と手段をしっかりと共有した上で物事を進めなければ距離感の振り幅をより大きく感じてしまう事があるかもしれませんので注意したいところです。

参考リンク

・ホワイトコンサルタント
http://www.white-consultant.com/

・株式会社アットノエル
http://www.attnoel.com/

・カタツムリデザイン(株式会社アットノエルWeb制作事業部)
http://www.katatsumuri-inc.com/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサードリンク